大仙・横手・湯沢には御嶽山、愛宕神社、金峰山などの観光スポット、西馬音内盆踊り、犬っこまつり、菊まつりなどの観光イベント、稲庭うどん、いぶりがっこ、きりたんぽなどのご当地グルメがあります。
横手市は秋田県南部に位置する中心都市で、県内第2の人口を有します。横手盆地の中央部に立地し、東の奥羽山脈からの横手川が市街地を流れ、南北に国道13号及び湯沢横手道路、東西には国道107号及び秋田自動車道が通る交通の要衝です。
横手市の観光スポットの筆頭は横手城展望台で、高さが21.5mの天守閣様式です。一階と二階は郷土資料展示室で、戊辰の役などに使われた甲冑や刀などが展示されており、三階は展望台になっています。西側には横手川が流れ、遠くには秋田富士とも言われる鳥海山が望めます。
かまくら館は年間を通して雪のかまくらが体験できるという貴重な観光スポットです。また、秋田ふるさと村はここへ来れば秋田県のすべてが分かるという便利な観光施設です。
滝の沢と三十三観音は、市街地から東に向かうと山の中に、瀧の澤入口と書かれた石碑が立っています。ここから木々の間から差し込む太陽光と、鳥の声を聴きながらゆっくり歩くと目の前に白い糸を引くような滝が現れます。滝は高さが約5m、幅が約10mで、散策の途中で見ると心が洗われます。
湯沢市は、秋田県南部にあり、古くから秋田の南の玄関口として発展してきました。なお、秋田美人の代表とされる小野小町生誕の地とされており、お米のあきたこまちや秋田新幹線こまちの由来になっています
湯の原の一里塚は、本荘・小安街道と呼ばれる羽州街道を横断して日本海側から太平洋側へ通ずるわき街道に築かれています。以前は街道を挟んで両側に塚が、向かい合って築かれていたと言われていて、樹齢400年の欅の木が印象的で、昭和39年に湯沢市文化財に指定されました。なお愛宕町の一里塚もあります。
湯沢市での観光で一見の価値があるのは、世界ダリア園です。湯沢市街と稲川地域の境にある山谷トンネルの手前にあり、80アールの敷地に約230種2,000株の世界各地のダリアが咲いています。このダリアの豊かな花は、観光客には大好評で、観光栗園とダリア園を含めた自然観察の森はどんぐり広場と呼ばれています。
皆瀬川の急流によって形成された、60メートルにも及ぶV字型の美しい渓谷です。全長は約8kmで、栗駒国定公園にも含まれています。 この渓谷には、不動滝や薬師滝など、大小無数の滝があります。春は新緑、秋は紅葉、冬は峡谷に下がる大きなつらら「しがっこ」を楽しむことができます。 岩づたいの階段を降りると遊歩道も整備されており、四季折々の美しい景色が見られます。 小安峡の上流には小安峡温泉があり、観光地としても人気です。 また、大地の息吹のように絶壁の岩間からは98度もの蒸気が噴出する大噴湯もあり、小安峡のハイライトの一つ。紅葉した渓谷と白い湯けむりをあげる大噴湯のコントラストは圧巻です。 紅...»
文化と観光を楽しめる複合施設の横手市ふれあいセンターでは、横手市で受け継がれてきた伝統行事である「かまくら」の歴史について学ぶことができます。 「ファンタジックギャラリー」では、横手の四季を紹介する映像が上映され、かまくらの歴史をパネル展示などで紹介しています。 館内には「かまくら室」があり、いつでも本物のかまくらに触れることができます。入り口には寒さ対策として「どんぶく」(丹前)が用意されています。 かまくら室は常に氷点下10℃以下の低温を維持しており、1年中横手の雪で作られた本物のかまくらを見ることができます。 さらに、サンルームでは伝統行事「横手のぼんでん」のぼんでんが展示されて...»
独特の手延べ製法で作られた干しうどん。細めの麺はゆで上がりが早く、なめらかな舌触りとツルツルとした喉越しが特徴。寛文五年(1665年)に、稲庭吉左ヱ門がその独特な製法を確立したとされる。 生産量に限りがあったこともあり、古くは秋田藩の名品として各藩への贈答品に用いられており、高級品として知られていた。 現在では家庭や飲食店にて寒い時期には温麺で、暑い時期には冷やし麺で、1年に渡り食されている。秋田県の代表的な名産品として知られており、お土産としての人気も高い。 稲庭うどん 秋田県湯沢市稲庭町が発祥の、手延べ製法による干しうどんです。日本三大うどんの一つとして有名であり、同じ製法で作られ...»
ストレートな太い麺を使い、キャベツや豚ひき肉、お店によってはホルモンを具にして、比較的甘いソースで作る焼きそば。目玉焼きをのせ、福神漬を添えるのが大きな特徴。 昭和25年頃、横手市内の焼きそば屋の店主と地元の製麺所が協力して作り上げたのが発祥とされ、手ごろな価格と美味しさで人気を集めた。 平成13年7月に「横手やきそば暖簾会」を発足。横手やきそばを活用したまちおこしが始まり、各種イベントに登場、全国的に人気を集めるご当地グルメとなった。2012年より「横手やきそばサンライ’S」と名前を変え、更なる躍進を目指す。 横手焼きそば(よこてやきそば)は、秋田県横手市周辺で販売されているご当地グル...»
花ずしは、ナスと菊の花をもち米でつなぎ合わせて作られる秋田県の郷土料理です。名前に「ずし」と付いていますが、実際には漬物です。もち米は、ナスと菊の花を付けるために使われます。 「すし」と呼ばれるのは、米を使用することからその名が付けられました。花ずしを作るには、夏に収穫したナスを2ヶ月間塩で下漬けし、もち米と菊の花、そして彩りと風味を加える唐辛子の輪切りをのせます。その後、塩ではなく砂糖を使って1ヶ月ほど漬け込んで完成させます。 甘さとしょっぱさが絶妙に調和する花ずしは、お酒の肴としても、食事の一品としてもよく合う絶品の漬物です。...»
田県十文字町で愛され続けるご当地ラーメンが「十文字ラーメン」です。その最大の特徴は、スープとの絡みを徹底的に追求したコシがあって舌触りの良い細めの縮れ麺です。小麦本来の味と自然な色を大切にするため無着色の麺にこだわり、奥羽山系の天然ミネラルが豊富な湧き水を使って打たれています。 スープは、カツオ、煮干し、昆布など和風系の出汁に秋田の芳醇な醤油を合わせて、あっさりと仕上げた魚介系しょうゆ味です。具材には、メンマ、ナルトといった一般的なものに加え、揚げふをのせるのも特徴のひとつです。...»
“がっこ”は、秋田の方言で漬物のこと。「いぶり=炙り(燻製)」にした漬物として、古くから保存食として珍重されているのが”いぶりがっこ”。 山々に囲まれ日照時間が少ない上に積雪の多い秋田県では、天日で大根などを十分に干すことは難しい。 そのため、大根などを囲炉裏の上につるしていぶし、燻製にしたものを米糠と塩で漬け込むという方法が考案されたようだ。 漬物にうつった木が燃える香ばしく甘い香りと、米糠の素朴な味わいに、自然とご飯がすすむ。 いぶり漬け 秋田県の内陸南部地方で伝統的に作られる漬物です。主に大根を燻煙乾燥させて作ります。一般的には「いぶりがっこ」と呼ばれることが多いですが、元々は...»
豆腐カステラは、秋田県の南部ではごく一般的に知られる、珍しいスイーツです。水気を切った豆腐を生地として使用し、砂糖や卵を加えてカステラのように焼き上げます。 秋田県南部では、米作りや畑作が盛んであり、たんぱく源として大豆は貴重な作物でした。そのため、豆腐は特別な料理としてお盆や正月などの行事や来客時に提供されました。 その後、豆腐をお菓子として加工し、カステラ風に焼くことで、郷土の味として親しまれるようになりました。 秋田県外では「甘い豆腐」を食べる習慣がほとんどないため、豆腐カステラは珍しい食文化として有名です。 主な伝承地域 大仙市 横手市 主な使用食材 豆腐 ...»
世界で最も歴史と権威のある国際ワイン&酒類競技会(IWSC)において、金賞の中から卓越した知識者の評価であり、満場一致の場合のみ与えられる最高金賞を受賞。 また、一般・業務店・審査委員の総合評価で決定される全国酒類コンクールで、全国第一位を獲得するなど、輝かしい受賞歴を持つ酒。 伝統の蔵で3年間低温長期熟成され、深くて穏やかな芳香・淡く華やかな風味に魅了される。 季節を問わず楽しめる両関を代表する純米大吟醸酒。酒造好適米の秋田酒こまちを40%まで精米し、両関独自の低温度長期醸造で醸し、やわらかな香りと滑らかなのどごしが特徴です。...»
秋田県南部では、毎年秋の収穫時期に仲間が集まっていものこ汁を作って食べる『いものこ会』や『いものこ遠足』という風習があります。これは秋田の冬の風物詩であり、地域のアウトドア行事の一つです。 「いものこ」とは里芋のことで、いものこ汁は里芋を主役に、地鶏、しいたけ、山菜、野菜など秋の味覚がたっぷり入った具沢山の汁物です。 いものこ汁は、秋の収穫に感謝し、喜びを祝い合う郷土料理で、刈り上げの節句の儀式のような意味合いも持っています。即席のかまどで作った熱々のいものこ汁の鍋を囲み、互いに今年の労をねぎらいながら酒を酌み交わす、賑やかな集いとなります。 主な伝承地域: 県南地域 主な使用食材: ...»
秋田の黒毛和牛「三梨牛(みつなしぎゅう)」は、肉の品質評価でもA-5等級などの最高級レベルを張れる、最高級品。飼料は独自の「三梨配合」を用い、飼育用の水としては栗駒山系の湧水を利用している。飼育環境を最高の状態に保つため、生産者の妥協を許さない姿勢が肉の高いクオリティを守りつづけている。ただし現在は秋田県湯沢市の三梨地区で、十数軒の農家で飼育されているのみである。ほとんどが秋田県内で消費されてしまうため、県外まで出回ることはほとんどないという。...»
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内一帯で食されている手打ちそばで、つなぎに布海苔を使い、独特の風味とコシに特徴がある。冬でも冷たいかけそば「冷やがけ」を食べるのが地元では定番だという。海苔を練り込むことから栄養価も高く、忙しい仕事の合間に手っ取り早く口に入れることができる、地元の暮らしの知恵が生んだ料理である。羽後町といえば「西馬音内盆踊り」が有名だが、秋田県内ではこの西馬音内盆踊りと並んで西馬音内そばが有名で、この地域一帯には何軒ものそば屋が軒を連ねている。 羽後町には古くから多くのそば屋があり、特に「冷やがけそば」が代表的です。地元の人々だけでなく、観光客にも「西馬音内そば」として愛されています...»
ヒロッコとはアサツキの一種で、湯沢市相川地区周辺の特産品。風味は「ねぎ」に似ているが、薬味などとしての脇役ではなく、お惣菜の主役を張れる食材で、ほんのり甘い地下茎の白い部分に特徴がある。毎年12月~4月頃、雪の積った春先に高く降り積もった雪を掘り起こして収穫する。雪のおかげで土は凍らないまま滋養たっぷりに育つのだそう。ぬたなどの合え物や酢味噌のほか、「ヒロッコのカド貝焼き(かやき)」という汁物も人気。にしんや豆腐と一緒にヒロッコをたっぷり入れ、味噌、醤油、塩魚汁(しょっつる)などで仕立てる。 旬 1月 2月 3月 4月 12月 ...»
秋田県平良地区で栽培される”平良かぶ”は、手のひらにのるほどのサイズで、見た目はミニ大根のような細長い形状をしていますが、味は本物のかぶそのものです。 明治時代から栽培されており、かつては焼畑で育てられていたこともあるそうです。パリッとした食感に少し辛味があり、さっと湯がいて塩漬けにすると、さらに辛味が増します。このため、こうじ漬けなどの漬物に最適です。 また、葉をつけたまま汁に入れると辛さが和らぎ、かぶ本来の甘みが感じられる上品なかぶ汁としても楽しめます。 旬は11月から2月です。...»
曲がりねぎは、東北圏各地で生産されているが、秋田では大仙市太田町横沢地区で古くから自家用として栽培されてきた、在来種のねぎが知られている。緑色の葉の部分も柔らかく、細めで独特の香りがあり辛みが強いにもかかわらず、煮るととても甘くなる。ただその柔らかさから日持ちがしないため、地元のスーパーでも売られていることが少ないそう。さらに栽培にも手間がかかることから、その栽培面積は減り続けている。地元の人でもなかなか食する機会がないという、まさに幻の食材だ。 旬 9月 10月 ...»
「いぶりがっこ」とは、大根を囲炉裏の上でいぶして燻製にし、米糠と塩に漬けこんで作る漬物です。「いぶりの里 ちーずがっこ」は、この秋田名物をチーズで包むという斬新な手法で、新たな味わいに仕上げました。 いぶりがっことチーズの相性は抜群で、オードブルとしてはもちろん、お酒のつまみやおかず、お茶のお供としても楽しまれています。雑誌でも取り上げられ、新しいお取り寄せみやげとしても話題の商品です。...»
秋田の干し餅は、長い冬の風にさらして作るこの土地ならではの産物です。寒さが厳しいほどサクサクとした食感が増し、美味しく仕上がります。 紫芋、カボチャ、小豆、シソ、ゴマなどを練り込んで作った切り餅を、山で採ってきた“スゲ”で屋外に吊るして乾燥させて作ります。そのままでも食べられますが、フライパンやストーブの上で焼いたり、油で揚げると一層風味が増し、美味です。 干し餅は、餅に多量の水分を含ませて凍らせ、その後寒気に晒して乾燥させた伝統的な保存食です。地域によっては、「凍り餅」(こおりもち)、「凍み餅」(しみもち)、または「凍み氷」(しみごおり)とも呼ばれます。 干し餅の特徴 干し餅は冬の寒...»
秋田県横手市にある秋田ふるさと村は、秋田県の魅力を五感で楽しめるテーマパークです。広大な敷地に様々な施設が立ち並び、家族連れはもちろん、カップルや一人旅でも楽しめる場所となっています。 秋田の伝統文化に触れる 秋田ふるさと村では、秋田の伝統文化を様々な形で体験することができます。 工芸展示館: 南部鉄器、曲げわっぱ、刺し子など、秋田を代表する伝統工芸品を展示しています。繊細な技法で作られた作品を間近で鑑賞することができます。 工芸工房: 伝統工芸品の制作実演を見学することができます。実際に職人さんが作業する様子を見ることができます。南部鉄器の鋳込みや、曲げわっぱの曲げ工程など、普段は見...»
秋田県立近代美術館は、秋田県横手市にある、秋田の歴史と文化を肌で感じられる美術館です。1994年の開館以来、秋田ゆかりの作家を中心とした作品を収集・展示し、秋田の芸術文化の発展に大きく貢献してきました。 秋田の美を再発見:多彩なコレクション 館内には、江戸時代中期から現代までの秋田ゆかりの作家作品が約2,800点収蔵されています。時代を超えて秋田の芸術を網羅したコレクションは、まさに秋田の芸術史そのものと言えるでしょう。 秋田蘭画:江戸時代の美意識 江戸時代中期から後期にかけて、秋田藩主や家臣によって描かれた洋風画「秋田蘭画」は、秋田県立近代美術館の目玉の一つです。当時の西洋文化への関...»