花ずしは、ナスと菊の花をもち米でつなぎ合わせて作られる秋田県の郷土料理です。名前に「ずし」と付いていますが、実際には漬物です。もち米は、ナスと菊の花を付けるために使われます。
「すし」と呼ばれるのは、米を使用することからその名が付けられました。花ずしを作るには、夏に収穫したナスを2ヶ月間塩で下漬けし、もち米と菊の花、そして彩りと風味を加える唐辛子の輪切りをのせます。その後、塩ではなく砂糖を使って1ヶ月ほど漬け込んで完成させます。
甘さとしょっぱさが絶妙に調和する花ずしは、お酒の肴としても、食事の一品としてもよく合う絶品の漬物です。