体験コーナーと映画上映
館内には、実際になまはげに変身できるコーナーもあり、来訪者がなまはげの衣装を着て写真を撮ることができます。また、大型スクリーンでは「なまはげの一夜」と題した映画が上映され、男鹿の大晦日のナマハゲ習俗を紹介しています。
無形文化遺産と重要民俗文化財
男鹿のナマハゲはユネスコ無形文化遺産に登録されており、国重要無形民俗文化財にも指定されています。現在でも約70~80の集落で大晦日の夜に行われており、男鹿の人々にとってナマハゲは「怠け心を戒め」、「無病息災」、「田畑の実り、山の幸・海の幸」をもたらす年の節目に訪れる来訪神です。
男鹿半島の民俗行事「男鹿のナマハゲ」
男鹿半島やその一帯で伝わる「男鹿のナマハゲ」は、「泣ぐ子はいねがー」と叫びながら鬼のようなお面をかぶってやってくるため、子どもを泣かせる悪者と思われがちですが、実際は人々の怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす来訪神です。「なまはげ」という言葉の由来は、「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉からきていると言われています。
展示と体験
「なまはげ館」では、地域の歴史や風土を紹介する施設として、各集落で実際に使われていた多種多様ななまはげの面が150枚以上展示されています。また、伝承ホールでは大晦日のナマハゲ習俗を紹介する映画「なまはげの一夜」が上映されています。館内では専用アプリをダウンロードして、自分のスマートフォンで「デジタルなまはげ変身」を体験することもできます。