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なまはげ館

(かん)

なまはげが150体以上集まる

大晦日の夜に男鹿半島のほぼ全域で行われる「なまはげ」行事は、恐ろしい風貌で知られていますが、その面や衣装にはさまざまなバリエーションがあります。なまはげの伝説がなぜこの男鹿の地に息づいているのか、その貴重な資料が多数展示されています。

なまはげ館の外壁には男鹿産の寒風石が使われ、内装には秋田杉がふんだんに使用されており、独特の雰囲気を醸し出しています。館内には、男鹿市内の約88地区で使われるナマハゲの面が展示されており、それぞれに個性が光ります。150体以上のナマハゲが一堂に展示されており、その迫力を間近で感じることができます。

体験コーナーと映画上映

館内には、実際になまはげに変身できるコーナーもあり、来訪者がなまはげの衣装を着て写真を撮ることができます。また、大型スクリーンでは「なまはげの一夜」と題した映画が上映され、男鹿の大晦日のナマハゲ習俗を紹介しています。

無形文化遺産と重要民俗文化財

男鹿のナマハゲはユネスコ無形文化遺産に登録されており、国重要無形民俗文化財にも指定されています。現在でも約70~80の集落で大晦日の夜に行われており、男鹿の人々にとってナマハゲは「怠け心を戒め」、「無病息災」、「田畑の実り、山の幸・海の幸」をもたらす年の節目に訪れる来訪神です。

男鹿半島の民俗行事「男鹿のナマハゲ」

男鹿半島やその一帯で伝わる「男鹿のナマハゲ」は、「泣ぐ子はいねがー」と叫びながら鬼のようなお面をかぶってやってくるため、子どもを泣かせる悪者と思われがちですが、実際は人々の怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす来訪神です。「なまはげ」という言葉の由来は、「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉からきていると言われています。

展示と体験

「なまはげ館」では、地域の歴史や風土を紹介する施設として、各集落で実際に使われていた多種多様ななまはげの面が150枚以上展示されています。また、伝承ホールでは大晦日のナマハゲ習俗を紹介する映画「なまはげの一夜」が上映されています。館内では専用アプリをダウンロードして、自分のスマートフォンで「デジタルなまはげ変身」を体験することもできます。

Information

名称
なまはげ館
(かん)
リンク
公式サイト
住所
秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
電話番号
0185-22-5050
営業時間

8:30~17:00

定休日

年中無休

料金

大人 550円
小中高生 275円

駐車場
無料
アクセス

JR男鹿線羽立駅から車で20分

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