赤れんが館・新館
赤れんが館の館内は、かつての銀行時代の面影をよく残しています。旧書庫では、銀線細工など秋田市の伝統工芸品が常設展示されています。旧会議室には、重要無形文化財保持者(人間国宝)である鍛金家・関谷四郎の記念室があり、自宅アトリエが再現され、彼の作品などが展示されています。
新館では、秋田出身の版画家・勝平得之の記念室があり、郷土の自然や風俗をテーマにした彼の作品が生涯や業績とともに展示されています。
ねぶり流し館
分館である民俗芸能伝承館(通称ねぶり流し館)は、赤れんが館と同じく大町通りに面していますが、竿燈大通りを挟んでおり、赤れんが館から徒歩5分ほどの距離にあります。正面には大きな竿燈の大若が展示されています。
内部は吹き抜けになっており、1階では土崎神明社祭の曳山行事で使われる山車や太平山三吉神社の梵天祭りの梵天が展示されています。
2階では秋田市の民俗行事と芸能が紹介されています。また、建物の吹き抜けを活かして、竿燈を上げる体験もできます。
旧金子家住宅
ねぶり流し館に隣接する旧金子家住宅は、主屋一棟と土蔵一棟から構成され、市指定の有形文化財です。江戸時代後期の商家の様子を伝える伝統的な建物です。